2016定例議会
2016定例議会
9月定例議会
平成28年9月定例議会一般質問
1 スクールバスの安全乗降について
本年度4月より郡部3小学校の再編により、児童のスクールバス通学が本格的
に始まった訳でありますが、運用後に保護者・地域から児童のスクールバス乗
降時の安全性について心配の声があることはご存じかと思います・
特に秋の繁忙期に入る9月から中斜里澱粉工場やホクレン精糖工場付近の路線
の乗降場が危惧されていますがそこで、
① スクルーバス路線でバス停留レーンが無い箇所の国道・道道・町道の乗降場は全体の何カ所か?
② 特に危険と思われる乗降場について道路管理者・隣接土地所有者等の協議
・具体的改善策は進んでいるか?
③ 乗降中にスクールバス使用車両の後部に後方車両からスクールバスと確認
出来る表示が設置されているバスと無いバスがあるように思うがどうか?
また、先日発表の公益財団法人・交通事故総合分析センターの調査で年齢別死
傷者数は7歳(小1~2年生)の時期が最多で、2011~2014年も同じ
傾向であるとの報告がありました・
少子化の時代、大切な子供たちをしっかりと守る事が大切かと思います。
「教育長答弁」
①69カ所中11カ所である。
②三井・豊里線は一部季節迂回している。また、ホクレン自治会・中斜里精糖工場から指摘乗降場は仮設バスレーン設置し輸送繁忙期までに対応する。
③スクールバス専用車は表示義務があるが委託運行バスにはない。しかし児童生徒の安全確保上、早急にバス会社と協議する。
2 ウトロ再開発事業商業用地分譲募集について
先般再度、ウトロ再開発事業商業用地未売却(2区画)の募集案内が広報折り
込みで入りましたが、それに関連して伺います。
① 今回の用地分譲募集条件は、初回募集から変更がないか?
② 売却済み(平成19年8月)の用地は、売却後一部分譲条件を満たしてい
ないと思うが、売り主である斜里町土地開発公社は買い主(購入者)に対しど
の様な対応したのか経過を伺う?
③ この用地分譲の土地売買契約書の第5~7条についても伺う?
「町長答弁」
①初回募集(平成19年)時に売れ残りが生じ、一部募集条件を変更した。
②現在は、9区画中7区画が分譲契約され内3区画が営業しているが4区画は商業施設建設がない状況であるため、当初は公社から働きかけたが改めてはしていない。今回募集も応募が無い。
③第5条は、所有権移行日から3年以内の商業施設建設と営業開始。第6条は、土地及び施設は10年間、第3者への転売・貸付禁止。第7条は上記違反の買い戻し特約。
「再質問・答弁」
①土地購入者の不公平感があるのではないか?
*感じている。
②来年8月で売却後10年が経過するが建築基準法以外の用途規制があるか?
*無いが初回分譲時の商業ゾーンとして今後も関係者と協議する。
3 (通称)「天に続く道」の観光客増加について
インターネットやSNSを通じ知床を訪れる観光客の話題になっている通称
「天に続く道」いわゆる峰浜10線から朱円東3号に接続する町道ですが、急
激な観光客利用増加に地域農業者・耕作者から農地への移動等の支障をきたし
ているとの苦情が寄せられているが、町長はご存じでしょうか?
今やどの地域でも農業機械も大型化し幅員のない町道・農道での移動また夕暮
れ時等、農業者も神経をすり減らすところであります。
観光客のマナーや外国人への周知・特に観光バス事業者への協力等が必要かと
思いますが町長の所見を伺います?
また町道等の地域整備は検討されているか伺います?
「町長答弁」
①関係部署に農業者等から苦情はないが状況は認識している。
②現地看板の注意喚起や観光・バス協会に周知する。
③9月末に現地視察し年度内に整備内容を検討する。
'3月定例議会'''
平成28年度3月定例議会一般質問
1 道内の国・市管理空港の一括民営化方針で女満別空港はどうなる?
国が道内6空港の一括民営化を目指すべきとの発言から、全道規模の航空ネットワークで活性化を図り今後の訪日外国人の受け入れ強化や千歳空港一強から地方への分散利用と地域住民の利便性が図れるとの事から実現に向かって議論が続いています。
空港民営化は「官制ビジネス」から「民間ビジネス」へと大きくカジをきり、柔軟な空港運営がなされとされ、国内では仙台空港の本格的実施を目前に他の空港でも検討がなされています。
そこで複数の大きな観光地と世界遺産知床の空の玄関口である女満別空港が頭初は俎上に乗らず取り残されていた感があります。
町長は、女満別空港整備・利用促進協議会や国際チャーター便誘致協議会等また道東観光の関連組織に参加をしていると思いますが、現在の北海道や女満別空港の関係市・町・経済団体や観光関連団体の取り組みや課題はどの様なものか伺います。
また知床を抱える町長としての強いリーダーシップも重要かと思いますが女満別空港民営化の所見を伺います・
(町長答弁)
① 北海道総合政策部航空局が大空町において2月15日、関係自治体と経済団体、女満別空港ビル会社等による意見交換がなされ、民営化への不安感や期待感がそれぞれ出された。
② 道東の観光関係者の間でも、道東5空港の連携の動きや全道レベルの経済団体でも民営化を支持する声が出始めている。
③ 女満別空港利用促進協議会の3月下旬の役員会において基本的方向性を決める事としているので、そこでも発言していきたい。
④ 十分に利用者目線を大切にしているし、釧路側からの入り込みも認知している。
2 ITアプリを利用した観光客のおもてなしを!
全国・全道この知床にもインバウンドの観光客が増加していますが、この1月に札幌市とIT企業数社が外国人観光客向けに宿泊・観光施設・イベント・公共交通機関の情報を数ヶ国語に自動翻訳して提供するスマートフオンアプリを開発し実証実験をすると発表しました。
これはこの時期の札幌雪祭りやジャンプ・ノルデックスキーワルドカップ大会の外国人来場者を対象にIT端末からアンケートを取るというもので、通訳が少なく、多国語表示が少ない地方こそ情報通信技術を活用した「おもてなし」の一つの方法として重要と考えられます。
当町も新年度から本格的に進めるテレワーク・サテライトオフイス事業の運営や内容により知床観光にも大きく寄与出来ると思いますが町長の所見を伺います。
(町長答弁)
① ITの活用については自然資源を売りにする知床の魅力を損なわないように順次導入を図っていく。
② より利便性の高い、知床オリジナルアプリを開発していくためには、観光関係者と態勢を整えていく必要がある。
③ テレワーク事業によるIT企業等からの提案・助言を受けやすい状況と認識している。
④ テレワーク事業についてはこれからの展開だが、漁協の荷さばきアプリや観光アプリ等が考えられる。
2 町内小中学校にもスキー授業を!
まもなくウインタースポーツのシーズンも終了しますが、この3月で郡部小学校3校の閉校に伴い今まで実施されていたスキー授業が再編校で無くなるのではと保護者・関係者から危惧されています。
北国に生まれたからこそ冬のスポーツ環境が自然と整い、今や世界から北海道の冬をスキーを楽しみに来るようにもなりました。
また、町スキー少年団も少子化とはいえ90名余りの団員を数え、中には成人し斜里町に戻り家業や勤めながら指導者としてボランテイア活動をしている事は町長も認識しているだろうと思うのです。
スポーツは底辺の拡大が発展の基本です、まだ体育授業として未実施の町立小中学校に是非スキーを取り入れるべきと思いますが町長及び教育長の所見を伺うとともに困難だとするならその要因を伺います。
(町長答弁)
① 各校の教科としての内容や位置づけに加え、地理的な条件や学校環境、実施する教員やそれを支える保護者や協力者の体制などから各校が判断する。
② スキー授業実施の課題は、保護者の道具等の経費負担増。スキー場までの移動時間。指導を支えるマンパワーの確保などが想定される。
(再質問)
③の課題について、道具等の経費負担増は少子化の中でリサイクル等で対応出来ないか? スキー場までの距離はウナベツが遠いと思わないが? 指導体制ならスキー協会が現在、最も充実しているが?
(町長答弁)
① 保護者理解の下で充実していくのが望ましいと考える。